「人生は自分が主人公の映画。って話を友だちとしていて思ったんです、彼の映画の中で、私はどんな配役なのかなって」
そんなことを知人がぽつりと つぶやいたことが、なんとなく頭に残っていたんですけどね、
陰キャ占い脳な私の人生は、映画にするには地味すぎる。
だけど、主人公感を味わえるアイテムなら あることに気づきました。
それは映像ではなくBGMのほうで、音楽があれば気分はヒロインだわ。
私の人生は、一枚のサウンドトラックに収められるし、そうしたいなと思いました。
あの曲も、この曲だって、グーグルマップのピンのように、これまでやってきたことや、出会った人たちを鮮明に思い出させてくれる。
街中で聞こえてきた歌に、つい足を止めて、
えっと、あの時のあの場所だわ。って、しばしタイムリープすることがよくあるんです。
せっかくなので、サウンドトラックを完成させようではないかと思った次第です。
ここは Spotify じゃなくて、眠っているウォークマンの出番だわと片っ端からダウンロードしています。
まだ未完成ですが、今のところ 見事に運勢とマッチしているわけですよ。
冒険な日々をサバイブしていたころは、革新っぽいBGMになっていて、
愛や人気の星が巡ってきているときは、ラブソング一色。
道に迷って呆然としているときは、ジャズやインストゥルメンタルばっかりだったな、とか。
逆に音楽をまったく聴いていたいときもあったりして。
フラッシュバックのように、思い出したいことも、そうでないことも浮かんでは消えるなかで、
やる気、みたいなものが 不思議とチャージされていたりします。
年齢を重ねるごとに、知らないことがなくなっていって、
夢中になってハマることも、少なくなっていくのかもしれないけど、
それでもベスト5ぐらいは、毎年更新していきたいなと、改めて思いました。
未来の自分が振り返ったとき、“あの頃”のBGMがないのは ちょっとさみしい。
あともうひとつ、音楽と同じように、記憶と五感を呼び覚ますアイテムがあるんですけどね、長くなりそうなのでまたそのうちに。