前回のエントリでは、林真理子さんの新刊 奇跡 から田原博子さんを占わせていただきましたが、思いだしました。
奇跡といえば、ずいぶん昔に一気に読んでしまった小説がありました。
芸術家 岡本太郎さんのパートナーであり、実質的な妻だった岡本敏子さんが書かれた小説、いやこれ私小説ですよね という衝撃的な一冊です。
うっとりを飛び越えてびっくりなエピソードだらけですが、なぜか“愛の奇跡”っていう言葉になるほどそうだと思ったのを覚えています。
少女の初恋が一生続いちゃった敏子さんで、そのお相手が太郎さんだった。そんな奇跡の物語です。
岡本太郎さんは1911年2月26日生まれ。
炎の星のひとで、ハートの星は伝統です。
岡本敏子さんは1926年1月1日生まれ。
金の星のひとで、ハートの星は創造です。
太郎さんにも敏子さんにも正妻・正夫の星があるのに、入籍しなかったお二人。
お二人はそれぞれ、一回結婚するご縁を持っています。
そうするのが自然なのにしなかったその理由は、太郎さんが独身主義者だったからと言われていますが、
そこを占い的に深掘りすると、太郎さんからみてお母様の岡本かの子さんとのご縁は特別で、先にも後にも愛したのはお母様だけだったのかもしれない。
しかもそれがこじれているので、母のために生きたいと心の奥で願いながら、自分にとってしっくりくる結婚の形を模索されたのかもしれない。
最終的に敏子さんを養女にされることで、ご家族になられたわけですが、
太郎さんの心のど真ん中には、敏子さんの生まれ日の星がそのまま鎮座していて、ここに奇跡を感じる占い脳です。
頭で考えることと本能は、たいていの場合正反対を向いていて、占いではそれをみていく。
こうするべきなのにできない。
さすがにこれはダメだろう、でも止められない。
そんなギャップにいちばん悩まされるのが、“恋愛”だと思っています。
本能の星にできるだけ沿うような生き方ができればいいよねと 考えているのですが、これがまた難しいものです。
ただ、恋愛や結婚に悩むとき、もしかしたらそこじゃないところへの変化のメッセージ、運勢の切り替わりがきていることは多いです。
優先順位は まず自分の人生を生きることなのですが、
結婚というスタイルは女性の人生を埋没させやすいけれど、だけど結局は自分自身になっていくのよねと、この2つのエントリを書いてさらに思うのでありました。