分かりやすいので開運開運と事あるごとに連呼している占い脳ですが、実は少しのためらいはあったりします。
他にもっとしっくりくるいい言葉はないものかと、こっそり探していたりもするのですが悲しいかな語彙力。
占いが好きで詳しい方なら察していただけると思っているのですが、私は東西問わず占星術、星占いにハートを射抜かれ今に至っており、霊感霊視タイプの占い師ではないんですね。
人生で他の占い師さんにみていただいた人数だって、片手で十分足りる程度(そのうちお二方からはご教授もいただきましたが)
通りすがりの一見さんとして、たまたまみていただいた時なんて、それがうっかり霊感霊視タイプの先生だったりして、気まずいことこの上なかったです。
占い師「これは○○ですね」
わたし「、、、どうしてですか?なんでそう思われるのですか?」
占い師「。。。」
ってなりますよね分かります。そのループは無粋が過ぎる。
でも仕方ない、屁理屈上等アイラブロジック。
なんて自己紹介をさせていただいた上で、この本は ↓ 良かったです。
もちろんこのカルト・オカルトに占いというジャンルはしっかり入っております。
でもだからこそ、占い師も占いが好きな人も、一回は読んでみていいと思うんですよね。
宗教と科学、政治、オカルトとカルト。正しい判断と寄り添いのために、過去から現在、どんなことが起こっているのか知るだけでも、ずいぶん違うはず。
宗教団体のあれこれは、既知のものも多くありましたが、おもしろかったのは、
・「江戸しぐさ」問題に見る科学精神の欠如
・「伝統的子育て」で発達障害が治る?親学のウソ
・有機農法が内包するオカルト性商業と政治を巻き込むカウンターカルチャー
・オカルト的な医療
・オー(O)リングテストに医学的根拠なし
↑本分より
このあたりの章は、なるほどなるほどできました。
いろいろ調べて理解したうえで、「私はこれだな」っていうスタイルは全部アリだと思うんです。他人がとやかく言うことじゃない。
なんですけど、「よく分からないけど、なんだろう?」って最初に調べるときって、何冊か読んだりするじゃないですか。
そのラインナップに入れておけば、とても役立つ一冊だと思いました。おすすめいたします。