365日の献立日記 というEテレの番組をずっと予約録画しています。
料理が趣味なので 珍しいレシピを見つけてはあれこれチャレンジしているのですが、この番組だけはちょっと趣が違うんです。
おいしいとかそうでないとかではなくて、そもそもの「料理をするぞ」というモチベーションを高めてくれる唯一無二のコンテンツだからです。
キッチンにスピーカーを設置して、体を揺らしながら野菜を刻みたくなるという欲望があるんだなと、
それはやってみたらかなりのストレス発散になるんだなと知った次第です。
恥ずかしながら、この番組を見るまで沢村貞子さんを知りませんでした。
明治生まれの女優さんで、その時代に仕事と家庭の両立どころか家仕事しまくだったご様子で、その合間の片手間で、舞台だの映画だのって見えるんですけど すごすぎん?と、エッセイを読んでみたらこれがやっぱりおもしろかったです。
田辺聖子さんも向田邦子さんも、憧れの作家さんは料理上手だったりするのですが、またひとつそれを確信しました。
料理が好きってそれだけで、ステレオタイプな家庭的なイメージを持ってしまっていた自分が恥ずかしいです。
沢村貞子さんを占わせていただいたら、熱くて激しくてロマンティック。
想像するに、台所に立っているときが一番 じっとしている時だったのではないかと思うぐらい行動的で社交的、
そして家庭運とは真逆の雰囲気の、仕事人であり孤高の芸術家のような星の組合わせです。
人生を貫かれた感じ、とことんかっこいいな。
東洋占星術を学んでいると、持っている&そうではない才能が、我が身に染みてよくわかるもので、
たまに落ち込んでいるときなんて、分かっていてもそれをネガティブに捉えてしまうのですが、
そういうもんじゃないよねと、自分をやりきったらそれが最高と、改めて思わせてもらいました。