テレビドラマ演出家として活躍していた久世光彦さんと、ラジオ番組放送作家として奮闘していた向田邦子さんが出会ったのは1960年。
それからお二人は20年もの間、たくさんの名ドラマを生み出しました。
そう、昭和のドラマにいっときめちゃめちゃハマっていたんです。
松田優作さんに萩原健一さん
田中裕子さんの美しさ、圧倒的な存在感
30代前半なのに樹木希林さんはおばあさん役だったりして。
男性は暴力的に情熱的で、女性はどこまでも奥ゆかしく はかない魅力があふれ出ています、エモいです。
この本の中で久世光彦さんは、向田邦子さんへの想いを書き綴っています。
ネタバレしてしまうので詳細は省きますが、久世さん、この本の最初と最後の向田さんの章のところだけ、やたらウジウジ、イジイジしています。
久世さんなんて死ぬほどおモテになったでしょう。
なのに久世ガールズにならず、美しい「戦友」として君臨した向田さん、カッコよすぎますし、女冥利に尽きるなぁ、です。
きっと天国でもおふたりは、絶妙な距離感できゅんきゅんしてるはずです。
気になりすぎて相性占いしちゃったです。
久世光彦さんは1935年4月19日生まれ。
花の星のひとで、ハートの星は愛です。
向田邦子さんは1929年11月28日生まれ。
炎の星のひとで、ハートの星は名誉です。
久世光彦さんは堅実な努力家で財運が開花
社会で活躍される前と後で生きかたが変化します。基本的には遅咲きの星なのですが、独立すると潜在的に持っていた財運が花開きます。
運勢のふり幅が大きくなり、行動範囲もぐぐぐっと広がります。
心の中では葛藤が多いけれど、それに惑わされることなくマイペースに確実に我が道を行きます。
その思考は知的で理性的ですが、何かに惚れ込むと一変します。めちゃめちゃ執着し追い求め、狭く深い感じになったりします。
向田邦子さんにとって久世光彦さんは、自身を走らせてくれるガソリン
久世さんにとって向田さんは娘のような存在で、出会うと何かと気になっていろいろやってあげたくなってしまいます。
向田さんにとっての久世さんは、側にいてくれるとが全力で頑張れるガソリンのような存在。
恋愛を通り越して、心のずっと深いところ、生きがいや自尊心を分かり合える同士のような組み合わせです。
占いからみる向田さんの行動のカテゴリーはとても狭く、ピンポイントでの集中力がものすごい。
それは発想する力、誰も思いつかないようなことを考えるクリエイティビティに使われます。
そのごくごく限られた領域なのに、重なりがある久世さんに、向田さんは運命を感じたんじゃないかな、と思うほどです。
向田さんが発想したアイデアを、実現可能なものにブラッシュアップするために、追いクリエイティブする久世さん。
熱すぎて恋愛する余地なんてなかったのかも。
向田邦子×久世光彦さんのドラマは、DVDにもなっているので紹介したいところなのですが、正規ルートでの生産が中止になっているので、どれも法外に値段が高くて残念です。
たまにCSやBSで放送されるので、見つけ次第 Twitter などでお知らせしますね。