ウィル・スミスさん、デンゼル・ワシントンさんに続きトム・ハンクスさんです。
今ではハリウッドの大御所おじさんばかりですが、初期作品の頃だけにある温度と湿度、魅力の爆発はとんでもなくて、
処女作にはその作家のすべてがある、って言うじゃないですか。
俳優さんもほんとそれで、DVDでしか観れないような古い作品は尊いです。
トム・ハンクスさんは1956年7月9日生まれ。
炎の星のひとで、ハートの星は自立です。
トム・ハンクスさんが俳優になる前に、コメディアンとして活躍していたことを ご存じの方も多いと思いますが、そのリアリティがこの映画にはあって、
映画の舞台はお笑いの小劇場です。
トムさんは勉強が嫌いな医大生で、夜な夜な劇場に通う日々を過ごしているのですが、
アマチュアコメディアンとして、イケてる奴とその界隈では一目置かれています。
そんな彼の前に現れたのが、コメディアンになりたいサリー・フィールドさん。
既婚者でお子さんもいるいわゆる人妻で、彼女にお笑い指南をしているうちにトムさんは恋をしてしまいます。
きゅんですよ。
トムさんは炎×自立の星の組み合わせを持っているので、映画のシチュエーション同様、夜に才能が開花しやすく、魅力が増し増しになるのは太陽が沈んでからなんです。
夢とロマンとネオンの世界観で、トムさんの魅力が爆発しています。
見たことないぐらいの運勢の上がりっぷりだけど、ハリウッドにはもう驚かなくなってきた。
生まれてからずっと、60歳ぐらいまでずっとの運勢の上がりっぷりがみごとです。
私はよく運勢が上昇している状態を飛行機に例えるのですが、トムさんはロケット?っていう感じです。
高い高い。
それなのに自分を見失わず、トンデモを起こさないでいられるのは、デンゼル・ワシントンさんと同じ“慎重”という星の組み合わせからくるブレーキのおかげで、
どうやってこの慎重さが育つのかというと、「いちいち人生がうまくいかないから」なんじゃないかと思っています。
ハリウッドスターとして見えている範囲では大成功でも、振り返ってみたら二度手間三度手間の人生だったり、
自分の努力とは関係のないところで理不尽な目にあったり、大事な局面でハシゴを外されたり、裏切りにもあったりして、
それらのネガティブな経験が、慎重で疑い深い性格を作ったりします。
もちろん慎重さばかりでは才能も埋没してしまうものですが、
慎重な心もち×芸能人特有の運勢急上昇
この組み合わせがアクセルとブレーキのいいバランスで、ハリウッドで堅実なキャリアを作れる秘訣なのかなと、勉強になります。