読み始めたらいつの間にか深夜、寝落ちして目が覚めても何ごともなかったように続きを読んじゃう。そんな本でとにかくむちゃくちゃおもしろかったです。
ユニクロの成長物語がそもそもドラマなのに、この筆者にかかるとNETFLIXになっちゃってました。ドゥドゥーーーン(あの起動音でお願いします)
プロローグのその前に、主な登場人物の紹介ページがあるのですが、やっぱり書くよね生年月日。占いノートと照らし合わせながら、誰がどのタイミングで登場するのか、「おおおお」とか「むむむー」とかブツブツ言うわけです。
物語の大主人公、現ユニクロの代表取締役会長 柳井正さんは、山の星のひとでハートの星が自立。生きがいの星は革新。もぅこれだけで「それな!」と唸ります。
70年代、地元の山口県 宇部で、当時の社長であるお父様のもとでは(ご自身的曰く)パッとせず後に「暗黒の10年間」と語るのも、自立の星だとそうですよね、しかないし、
それでも同時期に爆上げ運勢はスタートしていて、しかも子(ねずみ)年にの度にやっぱりきちんと行動、飛躍されていて、読み進めながら「爆上げ運勢終わっちゃうよ、どうすんだろ?」と、不安になったところで社名変更という華麗なる切り返し。
確かに、超難しいゲームのように問題はモンスターのように襲ってきまくるのですが、大事なタイミングは絶対に外さなかったりして、占い的にも「すご」のひとことでした。
「システム」への追求も、宇部の時代から「世界一のアパレル」とゴール設定しちゃうのも ものすごく革新の星つよつよで、「情報製造小売業」との親和性にクラクラします。
ちなみに、柳井さんは戌亥天中殺(空亡とか大殺界とかのアレ)の星の人なのですが、戌亥×冠帯(=天南星)の才能の頂点を学びました。もちろん他の星の作用もあるんですけどね、それでも、
先日からブツブツ言っている冠帯(=天南星)の負けず嫌いとガッツ、とことんやる。死んでもやる。のパワーと、戌亥が掛け合わされるすごみ。
戌亥天中殺には、自立の星と似た意味があり「初代運」。自ら事業を起こして初めて人生がスタートするし、
もうひとつの特徴として、「すごい理想、空想とも言える」があるんですね。これだけの脳内ビジョンは果たして1%でも現実にできるのだろうか。ぐらいの。
たいていの場合は無理だったりして、ご自身も辛いし周りの人も困惑してしまうかもしれなくて、でもそれは「死んでもやる」エネルギーがあるとやっちゃうし、できちゃう人がいる。
何がすごいって、このドラマとしか思えない物語が「失われた30年」で、経済音痴な私でも、悪口ぐらいは知っているデフレってやつのその期間に起こっていたんだなと、しみじみしました。
以前読んだ孫正義さんの自伝も衝撃でした。やはりこの手の本はやめられないです。