占いを仕事にしている私は おそらくきっと、いつの間にか、
“自分と悩みごと”の距離が遠くなったのではないかと感じています。
それが良いことなのか悪いことなのかは分かりませんが、傾聴を通じて人間の“悩みごと”がワクチンのように免疫になってしまっていて、
自身に困りごとや執着が出てきても、「あ、この手のやつがきたか」と、どこか他人事のような視点があることに気づきます。
その結果、冷たい人に見えてしまったりして、必ずしも関係改善に繋がらならないところが辛いところでもありますが。
起きたことは同じでも、それがどういう思い出になるかは人によって様々です。
例えばある恋愛をして、散々な別れ方をしたとします。
「もう一回はしなくていいけど、楽しかったな」
「ひどい目にあった、今でも憎い」
って、人によって出来事と思い出には、ものすごく高低差があるわけです。
過去からの出来事と、そのストーリーで“自分”という人間ができあがっているつもりでいるけれど、前々から「ほんとに?」と思っていました。
「私が、私が」と我のかたまりのような私ですが、昨年、いや、先月言ってたことすら忘れていたりします。
“自分”の頼りなさ、いいかげんさに呆れまくりです。
自分らしさなんてあるから、執着して苦しいんじゃないか。
過去からの物語なんて なくていい。
ぐらいのことを内心思っていましたが、それを言語化すると、どこかの国がやってそうな洗脳っぽいし、
あやしげな感じもしたりして、口に出すことはなかったんですけど、
上記にリンクを貼った本を読んで、
「そうそうコレコレ!!!」とかなりテンションが上がりました。
この本では、
「今日はツイてないわ」
「あの人嫌い」
「自分はダメ人間」
など、心で起きる判断はすべて妄想で、そんなものはないんだと言い切ってくれます。
気もちいいです。ブッタ最高です。
本屋さんで平積みされていたのは知っていたのですが未読でした。
12月は個人的健康月間なので、
食事
運動
瞑想
にコミットしており、その中でも瞑想・マインドフルネスに関する本をザッピングしていたら、この本にヒットしたという訳です。
おすすめいたします。