「遺憾に思うところですが、検討に検討を重ね、慎重に、適切に対応するとともに、緊張感をもって最善の方法を模索、あらゆる選択肢を排除せず、毅然とした態度で臨むことを検討し(以下ループ)」
この効用について、最近思うところがあります。
親しい関係の人との間でトラブルが発生した場合、“緊張感を持って最前の方法を模索しているだけ”の対応は、かなり効果があると思っています。
・彼氏(または彼女)にいきなり別れ話をされた。
・親友とかなり気まずい状況になってしまった。
・親(または兄妹)と激しめのケンカをした。
まさに緊張感しかない状況ですが、
「どうしよ!どうしたらいい⁉」ってドキドキするじゃないですか。
人間関係が悪化しているときは、こちらにも言い分、言いたいことだってあるでしょうし、起死回生を求めるのは自然なことだと思います。
ですが人間関係はスポーツ競技ではないので、即座に対応することがベストではないのかもしれなくて、
好転するより悪化する可能性のほうが、大きいように感じるんですよね。
かといってスルーするのは最悪なので、
「わかった。考えさせて」
いったんトラブルが沈静化するまで、あえて“なにもしない”ことがベストなことって多いと、職業柄(占い師です)感じています。
親しければ親しいほど、「話せばわかる」とか「誤解なんだ」とか思いがちですが、基本、自分以外の人間は他人。
分かり合う気がなければ分かり合えなかったりするものなので、
大切なのは、運勢からくるムード、自分と相手の気もちが鎮まるまで待ってみることだったりします。
揉めに揉めてしまったら、態度としていちばんおすすめなのは、
仕事上、初めて会う目上の人。
ぐらい他人行儀で丁寧な対応をおすすめします。
少なくとも、これ以上の関係の悪化は防げるはず。
感情的にならないぐらい冷静になれたところで、相手と落としどころを探していく。
ゆっくりゆっくり、時間をかけて。
人間関係は親しければ親しいほど、ヒビが入ったらそうは簡単に戻らないと、自戒を込めて思うのでした。