カルロス・ゴーンさんを特集している2つの番組、録画を一気見したんですよね。
ひとつはこちら、NHKで2022年5月に放送されました。
そしてもうひとつは こちら、2021年にフランスで制作されたものです。
ゴーンさんの主張は「事件は捏造されたもので、日本の司法制度まじやばい」の一点張りです。
NHKのほうは 当時連日報道されていたので、察しはつくのですがとりあえずチェックしてみたところ、やっぱり事件のおさらいといった感じで、
フランス制作の番組ではゴーンさん擁護のエッセンスもあるのかしら? とバランスを取るつもりでチェックしましたが、いずれの番組も「ゴーン最悪なんだけど」なテイストに仕上がっていました。
報道の角度はさておき、どんな人なん?と占わせていただいたら、報道そのままの印象で意外性のなさが残念で、
“天才と詐欺師はかみひとえ”とまたひとつ勉強になりました。
ゴーンさんはお金一直線&晩年にかけての社会的トラブル、思ったように人生がまとまらず争いが絶えない星をお持ちのため、もうそのまんまなんです。
だって、だってですよ。
あんなに顔がこわいのに、パワフルな印象を人々に与えていたのに、エネルギーが極小って。
一般人だったとしても 生きる力が弱めなレベルで、呼吸法とかヨガとかでバランス取ったほうがいいんじゃないかな、って思うほどなのにゴーンさんですから。すごいギャップです。
カリスマ的な才能を持つエネルギー弱い人って、ときどきいらっしゃるんです。
コミュニケーションは“取る”のではなく、すごく人を上手に使う感じで、場の雰囲気を作ることに長けていて。
ここぞというタイミングにピンポイントで頑張るような働き方をされるんです。
その思考は学術的なもの or ビジネス(お金)のどちらか両極端なものになりやすく、ゴーンさんはブレずにお金一直線だったわけです。
晩年にかけての社会的トラブルも、思うように人生がまとまらないのも、星そのままです。
人生勝負に打って出た時代も無に帰し、これからはまったく別のフェーズになる。
逮捕されたのも逃亡したのも天中殺(空亡とか大殺界とかのアレ)の2年間のできごとで、しっかり無に帰して、
いよいよ2023年からはまったく違うフェーズの星が到来します。
良くも悪くも生きなおし・生まれ直しで、今までの続きではない、新しいところからの始まりです。
気もちは大き広がるので勝負に打って出たいけれど、
もう自分サイズのエネルギーになってしまっているので、気もちだけ ふわふわと夢を描いちゃう。
レバノンでこぢんまりと余生を過ごすされるのか、あるいは塀の中なのか。
これからが気になります。